プロ野球における一流選手と三流選手の差は紙一重!
プロ野球中継を観ていると、時々一流選手と呼ばれている人が登場します。いわゆるスーパースターなどとも表現される選手のことです。それに対して、こちらはあまり耳にはしませんが、三流選手という言葉も存在します。では、一流選手と三流選手では何が違うのかというと、実は紙一重と言っても決して大げさではないほどの差しかありません。
例えば、一流選手であるかどうかを判断する上でもっとも有名な言葉として、3割打者というものがあります。毎年のように打率が3割を超えるような打者は間違いなく一流選手と言えるでしょう。しかし、年間で2割5分程度ではよほど守備が上手い、あるいは足が速いといった特徴を持っていないと来季の契約が危うくなってしまいます。年間の500打数のうち、3割打者の安打数は150本で、2割5分しか打てない打者は125本です。
つまり、その差はわずかに25本しかありません。もちろん単純に安打数だけではなく、どれだけ得点のチャンスで安打しているのか、四球を選んでいるのかといったことも加味されます。それでも数十本の安打数の違いで、数億円の年俸を手にできる選手とそうでない選手に分けられてしまうのがプロ野球という世界なのです。