日本プロ野球グレードアップ理論

日本での人気のスポーツプロ野球は、
世界の人気スポーツになれるのか

プロ野球選手会

日本プロ野球選手会の歴史と活動内容

日本プロ野球選手会は、日本野球機構(NPB)に参加する球団に所属している選手が会員となっています。労働組合と一般社団法人があり、それぞれに活動が異なります。労働組合選手会は、選手の要求に基づいて待遇面や地位向上などのために選手が団結し、団体で交渉を行う活動が中心です。一方、社団法人選手会は野球全体の発展を目的とし、社会活動を行っています。いずれの法人にも日本国籍を持っているNPBの選手は全員が会員です。

労働組合の初代会長には、元読売ジャイアンツの中畑清さんが昭和60年11月に就任しました。また、一般社団法人の初代理事長には、元最高裁事務総長の安村和雄さんが昭和55年8月に就任しています。2017年までの5年間は楽天イーグルスの嶋基宏選手が労働組合の会長を務めました。嶋選手は一般社団法人理事長を務める中日ドラゴンズの大島洋平選手とともに、東日本大震災の被災地への訪問などの活動に大いに貢献しました。選手会では震災当時、三陸海岸の自治体を中心として野球道具や備品を寄贈し、地元のグランドを整備するなどに取り組んでいます。

これからも日本プロ野球選手会は野球の発展をはじめ、様々な地域への活動に力を入れていくでしょう。

日本プロ野球